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ハートビート
ギター・バンドには“青春”の要素が必要不可欠だと思うのだが、2000年代の日本のバンドのなかでもっとも青春を感じさせてくるのがゴーイング・アンダー・グラウンドであり、メジャー通算3枚目となる本作は、彼らのなかにある青春――人間はいつも一人であるという事実と“誰かと繋がっていたい”という欲望から生まれる葛藤――をもっとも端的に表現したアルバムとなった。「向き合った未来のハーモニー それだけはポケットにあったんだ」(「ハートビート」)。こんなフレーズを青っぽい焦燥感のなかで描き出せるバンドを、僕は他に知らない。(森 朋之) 内容(「CDジャーナル」データベースより) 松本素生の紡ぐメロディはしごく金太郎飴的という難点に目をつむれば、おそらく日本最強の水準にある。胸をギューッと締めつけられる快感は、このバンドが目指す方向が強度や激しさではなく、柔らかさや切なさにあることを如実に示している。なにげに貴重な存在である。

